結婚指輪と婚約指輪のセットリング オーダー事例
こんにちは!
アトリエクラムの小林です。
今日は、オーダーメイドの実例を順を追ってご紹介してる連載第二弾です!
さっそく いきます【結婚指輪と婚約指輪のセットリングをオーダーメイド!その2】
ということで、結婚指輪と婚約指輪のセットリングをオーダーメイドにて制作しているわけですが、その1は下のリンクからどうぞ。
【結婚指輪と婚約指輪のセットリングをオーダーメイド!その1】
その1で制作したCADデータをもとに、このようなWAXを成形します。
↑こちらは、マリッジリングですね。
シンプルでソリッドなデザインです。
↓そして、これはエンゲージリングです。
マリッジリングにも合わせられるように統一感のあるデザインです。
このWAX原型をキャストしていきます。
※キャストというのは、鋳造のことなのですが、、
鋳造というのは、、
1、このWAXで石膏型を作ります。
2、石膏型を高温で焼成するのですが、その際にWAX型は溶けてなくなってしまいます。
3、WAXが溶けて無くなったところに空洞ができますので、そこに溶かした地金を流し込みます。
4、今回はプラチナですので、プラチナを流します。
5、プラチナが冷えて固まったところで、石膏型を壊して、中からプラチナの指輪を取り出します。
※今回はこの方法で作業を進めております。他にもいくつか作り方はあります。
↓そしてこれが、キャストしたばかりのものです。
↑まだ何も手を加えていないので、表面は真っ白です。
一応、プラチナですよ。
プラチナをはじめ、その他の地金もそうなのですが、キャストから上がった状態は、このように表面がザラザラしています。これを研磨することでお店に並んでいるような鏡面の仕上がりになるわけです。
↓エンゲージリングもこの通り。
重ね着けのイメージも↓
↑まだ、石もセットされてませんし、仕上げもされてないので、イメージが湧かないかもしれませんね。
それでは、最初にエンゲージリングを仕上げていきます。
様々な道具を使って研磨します。
荒い研磨から細かい研磨へ
サイズ調整もこの時点で終わらせておきます。
お客様のご指定いただいたサイズになるよう慎重に調整します。
そして、プリンセスカットダイヤモンドをセットする前の下磨きまで終わった状態がこちら↓
キャスト上がりの状態と比べるとかなり違いますよね?
最終仕上げの鏡面に近い状態です。
次はダイヤのセッティングですが、今日はここまでです。
その3に続く!!!
高価なダイヤのなで、集中して、落ち着いた状態で作業したいと思いますw
ということで、何回かに分けて、セットリングのオーダーメイド実例をご紹介しております。
オーダーメイドをご検討中の方。
セットリングにあこがれ中の方。
結婚指輪、婚約指輪をご検討中の方。
少しでもご参考になればうれしいです。
それでは次回もお楽しみに~♪
クラム
小林
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