千葉から宮城、ときどき新潟 ぶらり手作り指輪の旅 – 千葉県T様M様
今回は、はるばる千葉県からお越しくださったTさま(写真右)Mさま(写真左)カップルのご紹介です。ご制作時は4月、宮城県で開催された「ARABAKI ROCK FEST.19(アラバキロックフェス)」の帰りがけにご来店くださりました!宮城ってどこだったっけな~と地図で調べてみましたが、新潟を経由するには福島県を横断しなければならないみたいです(経路によります)。私個人的には、千葉へそのまま帰りたくなるような位置でした…本当にありがとうございます…
Tさまは、楽器製作のお仕事をしている関係で多くの音楽イベント等に足を運ばれているそう。加えておふたりとも思い立ったら即行動、かなりのアクティブ思考なのだとか。フッ軽(※)さんですね。
※フッ軽…「フットワークが軽い」の省略語。
mission1.ふたりの意見を尊重した結婚指輪を手に入れよ
おふたりは手作りコースにてご結婚指輪をご制作。完成したのはK18ピンクゴールドとK18ブラウンゴールドを組み合わせたコンビネーションリングです。
よく見ると、ブラウンゴールドの部分はゴツゴツとした槌目模様でマット仕上げになっており、ピンクゴールドの部分はつるりとした鏡面仕上げで丸い形になっています。当初はマット槌目と鏡面甲丸のふたりで別のデザインでお話が進んでいましたが「ペア感が欲しい!」と考えつつもお互いの好みが合わず悩んだ時間もあったようですが、Mさまの「お互いの指輪を融合させたて作りたい」という革新的なアイデアがハマり無事にコンビのデザインに決まりました。アンバランスなようで、でも揃えてみると絶妙なバランス感のデザインです。
リングの内側にはご入籍の日付とおふたりのイニシャルをロゴのように配し、シンプルに。さりげなくお互いのデザイン部分に入っているのがなんだかエモさ(※)感じますね。ちなみに「融合」は「二種以上のものが、結び合ったり重なったり混じったりして一つになること。」や「一つにとけあうこと。」などの意味があるようです。エモい。
※「エモい」…感情的な様や情緒的な様を意味する「emotional(エモーショナル)」が由来のスラング。もともとは音楽ジャンルの「Emo」からきている。メディアアーティストの落合陽一氏は、古文において「とても趣がある」と訳される「いとをかし」と類似するものとも表現している。
mission2.完成した結婚指輪を手に入れよ
7月某日、無事におふたりのご結婚指輪が完成し、あとはお渡しさせていただくだけ。県外からお越しのお客様には、基本的に発送にて指輪をお届けさせていただいているのですが、せっかくなのでとご来店して頂けることに…!本当にありがとうございます。
「既製品にはない自分たちオリジナルで特別な結婚指輪になりました。デザインを決める所から受け取るまで、最初から最後までいい思い出になりました。とても思い入れのある指輪になりました。」とご感想くださり、非常に喜んでいただけました。
そんなおふたりですが、ご来店の日、ご自宅を出られて3時間ほど高速を走ったところでお財布を忘れたことに気付くという事件(事故?)が…なんと引き返して取りに戻りおよそ13時間かけて新潟までお越しくださったという…いや、えー…間違っていなければ1日の半分ほどを使ったということですよね。ほんとに、ありがとうございます…
(※13時間ドライブ後のおふたり。)
ブログでご紹介させていただくにあたって、おふたりの担当をさせて頂いたスタッフ大坪からお話しを聞いたのですが、おふたりのエピソードが出不精の私にとっては衝撃が大きく「えー?!」ぐらいしか口から出ませんでしたし、大坪はずっと「すごいんですわ…あのおふたり…すごいわ…」しか言っていませんでした。
アトリクラム新潟店スタッフ・ショップマネージャー(写真右)
3人の娘さんをもつパパスタッフです。
多趣味でフッ軽(当社比)なので色んな話をしてくれます。
ハキハキとしているMさま、すこーし優柔不断だけど決める所は決めるTさま。バランスの良いおふたりだからこそ完成したご結婚指輪なのかなと感じます。これからは指輪と一緒に、色んな所での思い出を作って下さい。そしてメンテナンスの際にはぜひまたお店にお越しください!
この度はアトリエクラムにお越しくださり誠にありがとうございました。
末永くお幸せに