手荒れしやすい人、アトピー、敏感肌さんにもおすすめできる結婚指輪
冬に近づき、気温が下がると荒れてくるのが“手元”ですよね…
空気の乾燥するこの時期、ハンドクリームが手放せないという方も多いと思います。
乾燥によって起こりうる『敏感肌』の他、『アトピー性皮膚炎』などの皮膚疾患や、お仕事柄『手荒れ』しやすいといった環境によるもの、など、生活の中には様々な皮膚トラブルが存在します。
中でも『金属アレルギー』はブライダルジュエリーと密接に関係している要素のひとつです。
アトリエクラムでもよく伺うお悩みの為、アレルギーをお持ちの方にも安心してジュエリーをご着用いただけるように『金属アレルギー対応素材』を複数ご用意しております。
ただそれ以上に、「金属アレルギーではないけど、肌が荒れやすいから肌に優しい素材がいい」という、アレルギーとまではいかないけれど皮膚にお悩みを抱えているという方からのご相談が実は多いのです。
結論から言うと、そんな方にも『金属アレルギー対応素材』は非常におすすめ。
「指輪をしたままハンドクリームや塗り薬を使っても平気?」など普段の生活で気になる疑問に答えながら、対応素材をご紹介していきます。
何故手荒れするのか?
ひびやあかぎれ等の手荒れの主な原因は、手肌が乾燥して角層の柔軟性がなくなることです。そもそも、なぜ手肌が乾燥するのかというと、空気の乾燥や気温の低下のほかに、手洗いや水仕事などで手肌の皮脂が奪われることが挙げられます。
頻繁にアルコール消毒を行う事でも乾燥や手荒れの一因となります。
金属アレルギーってどんな症状?
まず、金属には特定の液体に触れると溶け出す「イオン化」という性質があります。人の汗などによって「イオン化」した金属が人体のタンパク質と結びつくと「アレルゲン」となります。
この「アレルゲン」がバイ菌などと一緒に体内に入る→体内で菌を排除するために白血球が頑張る→菌と一緒に入ってきた金属も菌の仲間だと勘違いする→金属を攻撃する→人体にアレルギー反応が起きる
というメカニズムになっています。
このことから、金属アレルギーは誰にでも起こりうる可能性があり、「イオン化」しにくい(=「耐食性*1」が高い)金属を選ぶことが重要であることが分かります。
*1)耐食性…腐食(錆たり)しにくい、腐食作用に耐える性質のこと。
おすすめ素材は『タンタル』、『ハフ二ウム』、『ジルコニウム』、『チタン』
『タンタル』、『ハフ二ウム』、『ジルコニウム』、『チタン』、これらは全て金属アレルギー対応の素材であり、中でも特に「イオン化」しにくい素材たちです。
“皮膚が荒れている”という状態は菌やイオン化した金属が体内に入りやすい状態であることなので、イオン化しにくく耐食性の高い素材は皮膚トラブルを抱えている人にもおすすめなお肌に優しい金属といえます。
また、耐食性が高いおかげでお仕事の関係で水や薬品を取り扱う手荒れの原因になるような状況で身に着けても指輪自体へのダメージもほぼありません。丈夫でお肌に優しい、一石二鳥です。
アトリエクラムでも人気のある素材であり、年齢・性別を問わず様々な方にお選びいただいている素材。黒っぽい色味がかっこいい。
4つの金属の中で特に白っぽくプラチナに近い色味。金属アレルギー対応でシルバー色が良い方には絶対おすすめ。強度も耐食性も申し分なし。
クリームをそのまま付けても大丈夫。でも塗り残しや宝石付きは要注意!
手の乾燥対策に欠かせない保湿クリーム。これは指輪を付けたまま塗り込んでも問題ナシ!これも高い耐食性あってのメリットです。
ただし、指輪に留まった宝石にクリームは触れないように。クリームの成分によって宝石が曇ってしまう可能性があります。
また、指輪の内側やデザインにクリームが残ったままになってしまうと、それが肌荒れの原因になってしまう恐れが。
クリームなどを使うときには指輪を外し、しっかりと塗り込んでから着けていただくことが一番おすすめです。
ただ、指輪を外したままにしていると紛失にも繋がりかねないので、すぐに着けても問題ないという点はメリットのひとつかもしれません。
リングの幅は肌との接地面が少ない“細身”がいいかも?
デザイン選びで悩むポイントのひとつが「指輪の幅」ではないでしょうか。
太めの指輪はしっかりとした着用感もあり、年齢を重ねた際の手元にも物足りなさを感じさせない存在感を与えてくれるという点では非常におすすめなのですが、汗をかき蒸れやすいというデメリットも。
そのままにしておくと痒みや肌荒れなどの症状を引き起こす可能性もあるのでこまめなチェックが必要です。
細めの指輪は軽快な着用感ですっきりと洗練された印象を与えてくれますが、指輪の幅は物理的な強度に直結する要素のひとつです。永く使うものなので大々的におすすめとは言いづらいものですが…上記のラインナップなら“硬度”が高く硬い!ということは華奢なシルエットでも変形などのリスクが少ないということ。細身の指輪なら肌との設置面積を減らして快適な着け心地を得られます。
硬度について詳しくは、こちらの記事でもお話しているのでぜひご覧ください。
2023.01.25
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「憧れのプラチナ」、「お洒落なゴールド」がいい人にはコチラ!安心のイリジウム割プラチナ&22金素材
プラチナやゴールドのご結婚指輪が良い!という方には『プラチナ950(イリジウム割)』と『K22 プレミアムゴールド』がおすすめ。
『プラチナ950(イリジウム割)』とは通常のプラチナの割り金*2に「パラジウム」を使用するところを、金属アレルギーになりにくいといわれている「イリジウム」を割り金に使用したプラチナです。
色味も多くのプラチナとほぼ同じで、まさにプラチナの指輪を着けたい人のための“金属アレルギー対応プラチナ”とも言える素材です。
『K22 プレミアムゴールド』は、全体の24分の22(約91.67%)が金という素材で色味も純金に近い輝きを持ちます。22金は摩耗・損傷傷をつきにくくするために、銀や銅を混ぜて硬度を高めていますが、18金などに比べ銅の割合が少ない為、比較した際に22金の方が安全であると言えます。
*2)割り金…貴金属を目的の品位にし、硬さや加工性を調整したり、色調を作るために加える金属のこと。
お肌に優しい指輪≒金属アレルギー対応の指輪
繰り返しとなりますが、
金属アレルギー対応の素材は「イオン化」しにくく、「耐食性」が高い。「耐食性」が高いという事は肌の荒れやすい環境で身に着けていても指輪自体もダメージが少なく、結果お肌にも優しい。
金属アレルギーでなくともアレルギー対応素材は多くの人の肌に対して優しい素材と言えそうです。
種類も多く、それぞれの金属で色味や重さなど個性が異なるので、ぜひ実際にお手に取って楽しみながらお選びいただけましたら幸いです。
お肌の悩みで結婚指輪を諦めないように
今回ご紹介した素材について、全ての人にアレルギー症状が出ないと断言するものではありません。また、どんな素材でもお手入れが行き届いておらず汚れなどでかぶれてしまうといったことも少なからず起こり得ます。
新しくご結婚指輪をお作りされる方で何をどんな風に選べば良いのか、少しでも不安だなと感じた時には、店頭スタッフにお気軽にご相談ください。お客様のご希望に沿いながらお勧めのご結婚指輪をご案内いたします。
これまでにご結婚指輪をお作りされた方は時々指輪の状態をご確認いただき、気になることがございましたらアトリエクラムの『無料アフターサービス』をご活用ください。
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ご来店が難しいお客様はオンラインサービスをご活用ください。
県外のお住いの方や、お店にご来店いただく事が難しい方は『アトリエクラムのオンラインサービス』がおすすめです。
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