結婚指輪の大定番「甲丸リング」と「平打リング」
甲丸デザインと平打ちデザインについてのお話です。
ずっと身に着ける結婚指輪だから、できるだけシンプルベーシックにとお考えのお客さまは多く、甲丸ストレートか平打ストレートかで悩まれる方は多くいらっしゃいます。
アトリエクラムの人気ランキングの集計において、一番人気のデザインは甲丸のストレートデザインでした。同ランキングでは、意外にも平打ちデザインが第4位でした。(詳しくは「結婚指輪の人気ランキング」へ)
そんな永遠のライバルとも言えるかもしれない「甲丸」と「平打」について徹底比較します。
目次
- 甲丸リングとは
- 平打ちリングとは
- 甲丸と平打の付け心地の比較
- 甲丸リングと平打ちリング、どっちを選ぶべきか?
- 甲丸リングと平打ちリングの事例
- 甲丸と平打ちの比較 まとめ
- 高品質で低価格の甲丸、平打ちマリッジリング
甲丸リングとは
甲丸というのは、リングのアーム表面が凸状にゆるやかにカーブしている断面形状のことです。
ぷっくり丸くやわらかなデザイン形状は、指当たりも良く、ずっと身に着けるブライダルリングにふさわしいカタチと言えます。
実際に昔から定番の形状だったため、「薬指の甲丸リング」といえば、いかにも結婚指輪という印象となります。
〈写真・細身シンプルの甲丸ストレート、プラチナ製、鍛造で作るカスタムオーダーメイドの結婚指輪〉
平打ちリングとは
平打ちというのは、リングのアーム表面がフラットで平らな形状です。
エッジが効いたラインが美しく、幅や厚みの違いでファッション性を持たせることもでき、ファッションリングらしい印象の結婚指輪にすることも可能です。
〈写真・あえてエッジを出した平打ちストレートデザイン、アレルギーフリーのタンタル素材で作った結婚指輪〉
甲丸と平打の付け心地の比較
では、それ以外の付け心地はどうでしょうか?
甲丸リングは外回りも丸くラウンド形状になっているため、薬指の両隣である中指と小指への指当たりも良く、指輪をしていることが気にならないくらい、着け心地が良いのが特徴です。
逆に、平打ちリングは、アーム表面のエッジが立っている分、中指と小指への指あたりは少し気になるところかもしれません。それでも全く気にされない方もいらっしゃいますし、少しでも指当たりを良くするためにエッジの角を落として、いわゆる「角落ち」の平打ちリングにされる方もいらっしゃいます。(この形状を「しのぎ」とも言います。)
〈写真・エッジを少し落とした角落ちのしのぎ形状の結婚指輪、素材はプラチナ〉
甲丸リングと平打ちリング、どっちを選ぶべきか?
最終的には好みのデザインを選ぶ、ということになるかもしれませんが、ひとつ言えるのは、付け心地で比べた場合、甲丸リングの方が有利かと思います。指輪の存在感、デザイン性(例えば角落ち形状や、手彫り加工したときの表現力など)を形状で表現する場合は平打ちリングの方が若干有利でしょうか。
カップルさんによっては、男性が平打ち、女性が甲丸といったデザイン違いの結婚指輪を選択されるパターンもございます。デザイン違いの結婚指輪については、別の記事がありますのでそちらをご覧ください。→「デザイン違いの結婚指輪」
甲丸リングと平打ちリングの事例
アトリエクラムで先輩カップルさんがご制作された甲丸と平打ちの結婚指輪作例をご紹介いたします。
甲丸リング 事例
金属でありながら、やわらかさが表現された、ぷっくり甲丸リング/プラチナ製/鏡面仕上げ
指輪の側面(平・ヒラ)を面出しした甲丸デザイン/ブラウンゴールドとイエローゴールド/ヘアライン仕上
甲丸デザインでありながら、エッジを立たせているので存在感のある結婚指輪、この形状を平打ちと甲丸の中間の形状として「平甲丸」と呼ぶ場合もございます。/ブラウンゴールド/つや消し仕上げ
太めのボリュームの甲丸リングは抜群の存在感。おふたりのお好きなアイコンを刻んで。/ステンレス、プラチナ/つや消し、鏡面仕上げ
ヘアラインが美しい、凸が強めの甲丸リング/プラチナ/ヘアライン仕上げ
太さ違い、テクスチャ違いではあるけれど、同じ素材と同じ甲丸デザインでペア感を表現/ブラウンゴールド/ヘアラインとダイヤバー仕上げ
平打ちリング 事例
エッジを少しだけやわらかくして、付け心地をアップした平打ちストレートデザイン/プラチナ製/つや消し仕上げ
エッジの効いたソリッドデザインは、異素材感でビンテージ風な仕上がりがかっこいい/ブラウンゴールド製/ダイヤバー仕上げ
職人による手彫りで和彫りの龍が入った太めの平打ちリング/プラチナ/ヘアライン仕上げ
プラチナとゴールドの人気のミックスはお互いの金属を分かち合うようなイメージで/ゴールドとプラチナ/鏡面仕上げ
細身シンプルな平打ちリング。レディースはダイヤモンド入りのハーフエタニティならぬクォーターエタニティ/プラチナとブラウンゴールド
手彫りと相性抜群の平打ちデザイン。ピンクゴールドとイエローゴールドのペア
甲丸と平打ちのペア 事例
平打ちデザインと甲丸デザインのペアの組み合わせ、デザイン違いで素材違い、そしてテクスチャの違う結婚指輪
角落ちの平打ちリングとミルグレインの甲丸リング。言わないとわからないおそろい感も、これはこれで良いバランス。
角を面取りした幅広のしのぎ形状のメンズリングはチタン製でノンアレルギー。やわらかい平甲丸デザインのレディースリングはピンクゴールドでミルグレインの加工とダイヤモンド入り。
甲丸と平打ちの比較 まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
甲丸ストレートか、平打ちストレートか。
このどちらかで迷われている方は、ぜひ結婚指輪選びのご参考になさってください。
ちなみに私、小林の結婚指輪は、そのどちらでもない三角形状です…。これはこれでオススメです。
この断面が三角形状になるカタチは、いわゆる「剣腕」と呼ばれるデザイン。こちらも、甲丸や平打ちほど定番ではないですが、まあまあ人気の形状です。その他にも、逆甲丸、しのぎ、平甲丸、丸、山高甲丸、月形甲丸、印台など、沢山の種類があります。さらにストレート、ウェーブ、Vシェイプ、ひねり形状など、指輪の形状も含めると選択肢はさらに広がります。
ずっと身に着ける大切な指輪ですので、本当に気に入ったデザイン・形状の指輪をぜひ見つけて、生涯愛せる指輪にしてください。
このブログ記事で少しでも、そのお手伝いができれば嬉しいなと思います。
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